WEX East 2020 R5 神立

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場所は新潟県の神立スノーリゾートです。
スキー場ですが湯沢ICからすぐで、ICからの近さでは今年のWEX会場の中ではダントツに良い所ではないでしょうか?
山梨から湯沢ICまでの遠さもダントツですけれど..

今回は前日入りで、午前中は町内会関係の仕事を終えそれから昼食後に出発し16時少し前に到着。

スキー場と言えば、小学生のころからなじみ深いものでした。
しかし90年代初頭スキーブームのときは猫も杓子もスキースキー!ということで遠慮してしまいスキー場に足を運ぶことは殆どありませんでしたが、あれから何十年?こうして久しぶりに訪れるとわくわくするようなリゾート感のある立派な施設と感じましたね。

話を戻して、到着後は車中泊で使うエアマットを膨らませて寝床を準備した後、程なくしてから前夜祭という名の宴会が始まりました。

バイク好きのおっちゃんの集まりですからレース関連談義が主で、ガレの下りがどうのこうの、水切り(=水平方向に掘られた溝)がうんたらかんたらと先輩方から言われたのですが、前日のセクションスクールを欠場し現場がどうなっているか見てませんでしたので、ほぅほぅと右から左に聞き流しておりました。
まぁ、それら忠告をまじめに聞いていなかった結果、今回の『やらかしちゃった』ポイントになってしまった訳なんですが。
この夜の酒はどんどん進みましたがコロナ対策の為22時過ぎに就寝。

翌早朝4時過ぎかな?スマホのメッセージ着信音が鳴り、起きて確認すると午前のレースに出場する当日入りのチーム員から『中央道が通行止めになり下道通ろうとしたらそこもダメでした。あきらめます』という内容の悲しいお知らせが。
その時の湯沢と言うと、東の空にオリオン座とシリウスが綺麗に見える良く晴れた星空でした。ですのであの辺りがとんでもないことになっていたなんて全く想像していませんでした。
起きたついでにトイレに立ち前夜祭の酒で一杯になったタンクを空にして二度寝して6時過ぎに起床。

神立はウッズやロックがなく、土とガレのみのコース。
スピードが出やすく、コケると只じゃすみません。
私の出場する50分クラスについては、今回多数出場したBIGONEクラスへの配慮でしょうか?ガレや水切りの通過を容易にする為、登りが土で、下りがガレとなるよう逆回りとなりました。

このため順位掲示のモニターと計測ポイントの位置が逆になり、自分が通過したときの順位が確認できませんでした。
モニターを見るも自分の番号が出ないということで、最初は壊れているのではないかと疑いました。

路面コンディション、今年のWEXでは最高でした。適度な湿り気でグリップは良かったです。

(水平に見えますが見上げた角度で撮影しています)

そしていよいよ50分のレースがスタート。スタート位置が悪く、1コーナーのもつれに巻き込まれないようにするため遅く出ました。
しかし次からの登りは、爽快の一言に尽きます。
450モッサーのロングギア比、あり余るトルクに物を言わせガンガン登って行き、次々とパスしていった訳です。
1週目の下りのガレも調子にのって飛ばしていたところ、ガレ下りの次のキャンバーで前車がコケ、その人の体が私の走るライン側に体が投げ出されたところを回避しようとしたら、握りゴケ!
そしてついでに前の人を少し轢いてしまいました。
そこは左が谷なのでキック始動が困難な為バイクを坂からイゴり落としてから再スタートしました。
これで順位がかなり落ちたようで、のっけからやらかしてしまった訳です。

登りではBIGONEや初心者の方たちがスタックして苦戦している様子でしたが、どこのラインを踏んでもバイクのパワーに任せれば何の問題も無し!
穴ぼこや水切り、隠れた石などに弾かれることはありませんでした。

下りはガレが殆どでマシンの通過により石が少なく土が見えているラインにバイクが集中して列になっていました。
それをかわす為に何度となく掘れていないガレを通って他所のバイクをパスしようとしたのですが、これがおっかなくてスピードが出せない...
理屈ではある程度スピードが出た方がコケにくいのは分かっているのですが、その先のコーナーに向けてスピードを落とせる自信が全く無く、結局下りで勝負を掛けたつもりがパスできず..というかむしろパスされている方が多かったようです。

そして7周ぐらい回ったところで何か見づらいというか視界がおかしくなってきて運転に集中できなくなってきました。
熱中症?それとも下りのガレの振動で頭がおかしくなっているかも知れないなどと考え、少しおとなしくして走ったが良くならない。
ゴーグルが汚れていたのでロールオフを引くと少し良くなりましたが完全には良くならない。
そうこうしているうちにL1のサインボード掲出となり『プチ』ラストスパートしてチェッカーを受けました。

下りのガレは初めてだったので苦戦しましたが走っているうちに慣れたせいか、最終ラップのタイムが一番良かった。
これで先の視界不良が無ければもっと良かったのかも知れませんが、つまる所ガレ下りが速ければこのレースを制することが出来たのかも知れません。

結果は一応クラス入賞となり、辛うじてチームの面目を保てました。

午後は主に120分のレースに出場する仲間を応援しました。
中にはレース中にサイレンサーをポロリされた方がいまして回収されたサイレンサーを旗代わりに振って爆音車を冷やかしつつ楽しく応援、これもいい思い出になりそうです。

ちなみに神立の2日間の服装は半パンで、脚を出して過ごしていたら2か所ブヨに喰われてしまいました。
翌日は腫れ、痒みの範囲が広がり掻くと更に痒くなってもう大変です。厚手のズボンとハッカ油スプレーで防御しなければと思い知らされました。
(JNCC本部ブースにハッカ油スプレーを用意していますので次からは遠慮なく拝借します)

帰りは途中SAで知人へのお土産を買い、前橋あたりの途中のICで降りてコストコに立ち寄り家族へのデカ盛りお土産を買って無事家に帰還しました。

次のレースは勝沼です。いつもお世話になっている、いわゆるホームコースです。神立とは真反対の低速で、濡れたら渋滞続出の超テクニカルなところです。
絶対に負けられませんが、ケガをしない程度に頑張ります。

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