レッツ4の始動不良を直してみる

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長男が乗るスズキレッツ4ですが、セルフスターターでのエンジン始動がうまくいかなくなってきました。
数回に1回失敗というか、空回りするような現象でクランキングに至りません。
擬音語で言うと「パコッガリガリガリガリウィーーン」
・パコッ:ギア飛込音
・ガリガリ:ギア噛みこみがうまく行かない状態で回転
・ウィーン:モーターの空転音(まさしく空しい)
といった状況です。

ちなみにクランキングさえできればエンジンはすぐにかかります。もちろんキックでも問題なしです。
今時モトクロッサーですらセルが付く時代なのにキックでかけてもらうというのも酷でしょうから修理することにしました。

次の写真がケースカバーを開けたところです。画面中心のピニオンが手前に飛び出てドライブプーリー兼リングギアを駆動し直結されたクランクシャフトを回転させます。

ピニオンのギアが何だか減っているような感じがしますのでとりあえず新品を調達してみることにしました。

その前にドライブプーリーを外す必要がありますので外そうとしますが肝心のプーリーホルダーが無い!
いや、あるのですが別のタイプ(丸棒のヤツ)で合わなかったのでした。
そこのアストロ行って買ってきても良いのですが使用頻度を考えると気が引けるので次の特工を作りました。

針金1本をこのようにしてギアに噛ませて固定し、あとはナットを回すだけ。悪い方法なので絶対真似してはいけません。
ちなみに外すだけならインパクトでも外れますがメーカーは禁止事項としているかと思いますし、締める時にインパクトを使う訳にも行きませんので面倒くさがらずに専用工具を買いましょう。

そして部品が到着しましたので見比べてみます。

左が旧、右が新品

21111-32G00:フエイス、フイクストドライブ¥2,035純正定価
ギアが少々減っているがどうなんでしょう。問題無いように思えます。次、ピニオンを見比べてみます。

これも左が旧、右が新品

31370-32G00:ピニオンアツシ、スターテイングモータ¥5,115純正定価
これも見た目はそれほど減ってない。問題なさそう。結局外観からは原因は特定できませんでした。
しかし悪いことは間違いないので軸に稠度が高いモリブデングリスを塗り組付け、ついでにギアオイルも交換しました。

プーリーは例の特工でこのようにして固定し、ナットをトルクレンチで締めつけて完了です。

バッテリーが多少弱っていますが交換後は始動に失敗することなくクランキングするようになり修理完了となりました。

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